Departmental Bulletin Paper 会計史研究と経営史研究の接点を探るための一試案 : 近世日本における三井家の経営と帳合法を例として
An Attempt to Exploring the Interface between Accounting History Research and Business History Research: Examining Mitsui’s Business Administration and Closing Method in Early Modern Japan
カイケイシ ケンキュウ ト ケイエイシ ケンキュウ ノ セッテン オ サグル タメ ノ イチシアン キンセイ ニホン ニ オケル ミツイケ ノ ケイエイ ト チョウアイホウ オ レイ ト シテ

飯野, 幸江  ,  イイノ, ユキエ

Description
 近世日本において発展した和式帳合法の研究内容は、それの技術的側面に焦点をあてたものが多く、それを商家経営と関係づけた研究はあまり行われてこなかった。それは近年における会計史研究と経営史研究の関係においても当てはまり、会計史研究の成果が必ずしも適切な形で経営史研究に貢献できていないことに現れている。 本稿では、近世日本における三井家の経営と帳合法の関係を素材として、会計史研究と経営史研究の接点を探り、会計史研究の成果を経営史研究に還元するアプローチを提示することを試みた。具体的には、企業活動の結果としての会計資料である『大元方勘定目録』を検討・分析することで、会計行為である三井家の帳合法を明らかにした上で、会計職能という視点から三井家の帳合法の意図を探ることで、経営史研究への接近を図るとともに、会計史研究の成果を経営史研究に還元することを試みた。 会計史研究と経営史研究は共に歩み寄り、互いの研究成果を還元しあうことによって、共に発展していくという相乗効果が期待できる。ここに会計史研究と経営史研究の接点を探る意義がある。
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