紀要論文 スペクトラム概念の境界理解に向けた自閉症的特性のスクリーニングに関する文献検討

大河内, 彩子  ,  田高, 悦子

11 ( 1 )  , pp.12 - 18 , 2018-03 , 横浜市立大学医学部看護学科・大学院医学研究科看護学専攻
ISSN:1882-8892
内容記述
目的:国内外における先行研究から子どもにおける自閉症的特性のスクリーニングの実態を把握し、本邦における早期スクリーニング方法開発の示唆を得る。方法:PubMedと医学中央雑誌(収載:2008~2017年10月)をデータベースとして、autistic-like traits、自閉症的特性、自閉的特性、子ども、スクリーニングのキーワード検索で得られた海外13文献、国内1文献の合計14文献を対象とした。結果:自閉症的特性は自閉症スペクトラム障害と共通する社会性やコミュニケーションの障害であるが、一般人口でも見られ臨床域ではない程度の症状が特徴であった。スクリーニング尺度はthe Autism-Spectrum Quotient(AQ)、the Childhood Autism Spectrum Test(CAST)等が多く、自閉症的特性の程度の軽重を判定していた。早期スクリーニングではthe Autism Observation Scale for Infants(AOSI)やthe Child Behavior Checklist(CBCL)等が用いられていた。対象児は診断を持たないが多様な合併症状を有する恐れがあるほか、障害が見落とされ社会生活不適応に陥る課題があった。考察:今後、本邦でも大規模調査による自閉症的特性をもつ子ども人口の把握が急務であり、乳幼児健診を利用した早期スクリーニング方法の検討が必要である。
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