Departmental Bulletin Paper 造血細胞移植後肺障害のため二次がんとしての肺癌の診断が困難であった白血病症例

下里, 侑子  ,  田中, 文子  ,  木村, 尚子  ,  柴田, 祐司  ,  辻本, 信一  ,  柳町, 昌克  ,  梶原, 良介  ,  田野島, 玲大  ,  伊藤, 秀一

67 ( 4 )  , pp.561 - 565 , 2017-03-30 , 横浜市立大学医学会
ISSN:0372-7726
Description
23歳,男性. 4 歳時にB前駆細胞性急性リンパ性白血病を発症.3度再発をし, 7 歳,9 歳,11歳時に合計3 回の同種造血細胞移植を施行し,白血病は寛解を維持していた.3 度目の移植9年後から拘束性肺障害と繰り返す気胸,継続する咳嗽を認めていた.11年後に胸痛を自覚し,その4 か月後に肺腺癌stage Ⅳの診断となった.化学療法を施行したが,抵抗性であり,24歳時に死亡した.二次がんのうち肺癌の頻度は低く,小児がんの悪性の二次がんのうち1.4%と報告されている.移植後,慢性の呼吸器合併症があったため,肺癌の初発症状がわかりにくく,診断に難渋した.症例の蓄積と,有効なフォローアップ方法の確立が望まれる.
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