紀要論文 術前CTコロノグラフィーが病変範囲決定に有用であった腹腔鏡下結腸亜全摘術を施行した特発性腸間膜静脈硬化症の1 例

樅山, 将士  ,  山岸, 茂  ,  高橋, 直行  ,  佐藤, 渉  ,  松尾, 憲一  ,  仲野, 明

67  ( 1 )  , pp.17 - 21 , 2016-01-31 , 横浜市立大学医学会
ISSN:0372-7726
内容記述
69歳,男性.既往に高血圧と漢方薬の長期服用歴があった.腸閉塞のため当院消化器内科に入院し,腹部CTで上行結腸から横行結腸にかけて腸間膜の脈管に沿った石灰化を認め,特発性腸間膜静脈硬化症(Idiopathic mesenteric phlebosclerosis; 以下,IMP)と診断された.頻回に腸閉塞を繰り返すため手術適応と判断され,腹腔鏡下結腸亜全摘を施行した.病変の範囲は内視鏡所見のほかにCTコロノグラフィーを用いて決定し,摘出標本を術中に軟線X線撮影して石灰化病変が切除しきれていることを確認でき有用であった.病理所見で粘膜下層を中心に膠原線維の著明な増加がみられ,血管壁の硝子化を伴う壁肥厚,硬化を認めIMPと確定診断された.術後経過は良好で,現在も無再発である.
本文を読む

https://ycu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=493&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報