紀要論文 教育課程の活性化と教師の「ほめ方―叱り方」に関する研究 : キー・コンピテンシー段階における発達教育学の探求
A Study on How to Praise and Rebuke to Stimulate the Educational Curriculum : For the Development Science on Education, on the Stage of “Key-Competencies”

柳田, 泰典

1pp.31 - 41 , 2016-03 , 福岡女学院大学大学院人文科学研究科「発達教育学」紀要編集委員会
NII書誌ID(NCID):AA12749864
内容記述
 諸能力発達の現段階を、リテラシー&キー・コンペテンシー&生きる力段階(キー・コンピテンシー段階と称す)と考える。そして、キー・コンピテンシーという発達目標の可能性を人間発達の普遍性と総合性に基づき創造する科学として発達教育学を探求する。これは、これまでのように人間発達をその絶対的な普遍性や総合性によって探求するのではなく、発達目標を限定した「相対的な普遍性」の探究である。理論的な提案は後日になるが、今回は、このような視点の可能性を教育課程分析、教師の「ほめ方-叱り方」の意味と機能の分析から探究する。 学習指導要領に焦点を当て、教育課程を発達課程と捉えなおすことで活性化を試行した。教育課程を発達視点で分節化し、45(50)分授業―協働学習:Self‐learning ユニット、学級生活課題・行事―関係拡大:実行力ユニット、トラブル―対話:Win‐Win ユニット、「ほめる―叱る」―自己主張:自己肯定感ユニットを提案した。 あなたメッセージシステムとわたしメッセージシステムの違いを明確にして、教師の「ほめる」「叱る」をその意味と機能に着目して現状分析を行った。ここで析出された教師の学級指導メッセージの特徴を、ソフトなあなたメッセージの過剰、役割強調メッセージの拡大、価値の不安定なわたしメッセージの発生とした。 OECD のキー・コンピテンシーを「市民的必須実現能力」と意味づけ和訳した。また、Keycompetencies for a successful life and a well-functioning society を意訳し、個人の人生の成功と正当かつよりよく機能する社会に資する実現能力とした。そして、市民的必須実現能力を実行する場=状況を学級とし、発達教育の課題を、「児童・生徒の学級生活の成功と正当かつよりよく機能する学級」に資する市民的必須実現能力の形成とした。
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http://repository.fukujo.ac.jp/dspace/bitstream/11470/206/1/06%e7%99%ba%e9%81%94%e6%95%99%e8%82%b2%e5%ad%a6%ef%bc%88%e6%9f%b3%e7%94%b0%e6%b3%b0%e5%85%b8%ef%bc%89.pdf

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