Departmental Bulletin Paper フィリピンにて感染した血清型の異なるデング熱の2症例

大西 司:筆頭著者:責任著者  ,  村田 泰規  ,  岸野 康成  ,  本間 哲也  ,  楠本 壮二郎  ,  山本 真弓  ,  田中 明彦  ,  相良 博典  ,  詫間 隆博  ,  二木 芳人  ,  神田 潤

77 ( 2 )  , pp.215 - 219 , 2017-04 , 昭和大学学士会
ISSN:2187-719x
Description
2015年度はデング熱の国内感染事例の報告は無かったが,アジア諸国を中心に増加傾向を見せた.当院では同年の秋,2人の日本人旅行者がフィリピンを旅行中にデング熱に感染し外来を受診した.最初の例は47歳男性でフィリピンから帰国後,熱発と掻痒感を伴う下肢の発疹が出現して受診した.皮疹が軽快せずデング熱を疑い,保健所に依頼し検査を行った.NS1抗原陰性,PCR陽性,血清型4のデング熱と診断,血小板の減少もなく良好な経過であった.2例目は27歳女性,2015年9月フィリピンを旅行中,下肢を蚊に刺されその後,熱発と関節痛が出現し,軽快しないため帰国後受診した.体温39.1℃,倦怠感,特に膝関節痛が強く受診時も座位の保持は困難であった.両大腿部から下肢にかけ発赤調,下口唇にびらんを認めた.デング熱を疑い,NS1抗原陽性,PCR陽性,血清型1のデング熱と診断した.第12病日に嘔気,嘔吐,下痢を伴い受診した.やや血小板の減少傾向があったが,外来で点滴を行い帰宅した.自宅に電話で様子を伺い,病状の回復を確認した.
Full-Text

http://lilitory.showa-u.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=4592

https://lilitory.showa-u.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=4592&item_no=1&attribute_id=38&file_no=1

Number of accesses :  

Other information