紀要論文 骨髄芽球の増加を伴う高リスク骨髄異形成症候群の患者におけるアザシチジン療法の予後予測因子

塚本 裕之:筆頭著者:責任著者  ,  齋藤 文護  ,  阿部 真麻   ,  村井 聡  ,  馬場 勇太  ,  綿貫 めぐみ  ,  荒井 奈々  ,  川口 有紀子  ,  蒲澤 宣幸  ,  宇藤 唯  ,  服部 憲路  ,  柳澤 孝次  ,  中牧 剛

77 ( 2 )  , pp.181 - 187 , 2017-04 , 昭和大学学士会
ISSN:2187-719x
内容記述
骨髄異形成症候群(MDS)は無効造血と前白血病状態を特徴とし,その病態は多様である.azacitidineは脱メチル化作用を有し,高リスクMDSでは多剤併用化学療法に代わるEpigenetic therapyと位置付けられている.一方芽球増加(20~30%)を伴うMDS(refractory anemia with excess of blast(RAEB))においてazacitidineの治療療効果は症例間で差異が大きい.この群においてのazacitidine治療反応性の相違の背景となる分子基盤は明らかとなっていない.azacitidine療法をより適切に行う指針を得る目的で,当科でazacitidine療法を受けた22症例の臨床因子とazacitidine療法後の治療予後を後方視的に解析した.単変量解析において年齢≦80歳(p=0.04),白血球数≦3,000/µl(p=0.04),LDH正常値(p=0.003),フェリチン値(p=0.006),骨髄細胞密度(p=0.003),線維化合併なし(p=0.04),Early Hematological Improvement(EHI)(p=0.009),Hematological Improvement with Neutrophil(HI-N)(p=0.029),Hematological Improvement with platelet(HI-P)(p=0.009)が生存期間延長と有意に相関していた.これらの臨床因子はazacitidine療法を選択する際に着目すべき重要性を持つと考えられた.
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