Departmental Bulletin Paper 当科における術後性上顎嚢胞の臨床的検討

林 武史:筆頭著者:責任著者  ,  庄司 育央  ,  武田 悠輝  ,  小宅 功一郎  ,  小林 斉  ,  小林 一女

77 ( 1 )  , pp.68 - 73 , 2017-02 , 昭和大学学士会
ISSN:2187-719x
Description
術後性上顎嚢胞に対する手術法として上顎洞根本術に準ずる経上顎法と,鼻内より嚢胞を開放する鼻内法とがある.今日,術後性上顎嚢胞に対する鼻内手術の適応は拡大し,現在術後性上顎嚢胞に対する第一選択の手術法となっている.2009年1月から2015年10月までに当科において内視鏡下鼻内手術を行った術後性上顎嚢胞44例54側を対象とし,臨床的検討を行った.術後6か月以上観察出来た症例46側中39例(84.8%)の症例で内視鏡下に嚢胞と鼻腔の交通が確認できた.また,術後に狭小化または閉鎖した症例について,それに至る期間を調べたところ,期間は術後2週間から9週間で平均6.7週間であった.因子として最も有意差が見られたのは壁の性状についてであり,骨性のほうが膜性と比較して狭小化,閉鎖する症例が多かった.しかし,術後性上顎嚢胞に対する内視鏡下鼻内手術は患者への負担の少なさ,また,再発率の低さから今後ますます適応の拡大が考えられる.そのため,新たな手術機器の開発や術式の改善が求められる.
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