Departmental Bulletin Paper バイタルサイン測定技術におけるアクティブ・ラーニング学習の効果―3学科連携学習の試み―

田中 晶子:筆頭著者:責任著者  ,  大滝 周  ,  岡本 明子  ,  山田 真実子  ,  中村 大介  ,  志水 宏行  ,  三橋 幸聖

77 ( 1 )  , pp.59 - 67 , 2017-02 , 昭和大学学士会
ISSN:2187-719x
Description
本学部ではバイタルサイン測定技術を医療人共通のスキルとして,学科共通カリキュラムとし,さらに,2015年からは学生の主体的な教育すなわちアクティブ・ラーニング教育を導入している.本研究では本カリキュラムの教育効果を明らかにすることを目的とした.対象は本学の看護学科・理学療法学科・作業療法学科2年生35名とし,無作為に3学科連携グループ(以下,連携G)と対照群の看護学科単独グループ(以下,単独G)に分類した.今回の研究のために新規作成した自己評価表を用い,評価項目をコミュニケーションと実技項目に分け,学習開始評価とファシリテーター介入後の最終評価の計2回行った.また終了後,記述式のポストアンケートを実施した.データ解析は自己評価表から単純集計を行い,統計的な処理を行った.また記述アンケートは数理システム社製のテキストマイニングを用いて分析した.実技項目の「上腕動脈の走行とゴム嚢の中心を合わせることができる」は,両G共に有意に高値であった.「血圧測定値の正常・異常が判断できる」は単独Gでは有意に高値だが,連携Gは有意な変化はみられなかった.コミュニケーション項目の「実施後患者に状態変化がないか確認することができる」は単独Gよりも連携Gは有意に高値であった.ポストアンケートは,連携Gでは「グループ学習」「良い」「セミナー」に強い関連性が示され,単独Gでは明確な特徴は示されなかった.バイタルサインの測定は,単独G,連携G共に自信を持って実施できるようになった.しかし,正常・異常の判断項目は単独Gの自己評価が有意に上昇したが,連携Gの有意差はみられなかった.これは判断には様々な知識が必要であり,3学科連携で学習することで知識の不足に気づきやすく,その結果として回数を重ねても自己評価の上昇に繋がらなかったためと考えられる.また,連携Gのアンケート結果は,言葉の関連性が広がった.これは3学科連携学習の効果であると考えられた.
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