Departmental Bulletin Paper 静注用脂肪乳剤の適正使用に向けた取り組みとその評価―投与速度の適正化の試み―

八木 仁史:筆頭著者:責任著者  ,  向後 麻里  ,  氏家 秀太  ,  佐藤 千秋  ,  玉木 大輔  ,  中林 誠  ,  佐々木 忠徳

76 ( 6 )  , pp.738 - 744 , 2016-12 , 昭和大学学士会
ISSN:2187-719x
Description
脂肪乳剤には適切な投与速度(0.1g/kg/hr以下)があるにもかかわらず,処方時に投与速度の指示があることは少ない.脂肪乳剤の適正使用,特に投与速度の適正化を推進するため,脂肪乳剤の使用実態を調査した.さらに,各医療スタッフへ脂肪乳剤に関する情報を提供し,その有用性を評価した.脂肪乳剤の使用実態を明らかにするため事前に医療スタッフを対象に脂肪乳剤に関するアンケート調査を実施した.アンケートの回収率は85.2%であった.アンケート結果より,脂肪乳剤の投与速度に関する理解不足が明らかとなった.そこで,情報提供活動として,NSTニュースの回覧,脂肪乳剤に関する勉強会の開催,脂肪乳剤の投与速度の提案等を行った.情報提供の有用性を評価するため,情報提供活動の前後で,脂肪乳剤処方における適正な投与速度の遵守率を比較した.適正な投与速度の遵守率は,情報提供前(18.7%)より情報提供後(64.7%)で有意に増加した(P<0.01).情報提供が脂肪乳剤の適正使用,特に投与速度の適正化に貢献したものと考える.
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