紀要論文 ヒト剖検心におけるBachmann束の検討

小川 玄洋:筆頭著者  ,  井上 紳:責任著者  ,  酒井 哲郎  ,  小林 洋一  ,  瀧本 雅文  ,  松山 高明

75 ( 5 )  , pp.561 - 566 , 2015-10 , 昭和大学学士会
ISSN:2187-719x
内容記述
Bachmann束は冠静脈洞とともに洞調律時の心房間興奮伝搬に関わる主要な筋束であるが、肉眼的な定義・分布は必ずしも明確でない。ヒト剖検心において左房天蓋部におけるBachmann束の分布を検討した。頻脈性不整脈を認めない非循環器疾患の剖検心15例、平均年齢61.4歳(51~79歳、女性6例)について左房側の付着部位である天蓋部中央におけるBachmann束の筋束厚、幅を計測し周辺の組織性状を観察した。Bachmann束の平均厚は3.67mm、平均幅21.4mmで、心重量と筋束の厚みは相関係数-0.56で逆相関した。Bachmann束は左右心耳を結ぶ主幹部と、左右心耳の静脈側および房室弁輪側に伸展する周辺部に分けられた。主幹部は房室弁輪に平行に走行する筋束であるが、4例が上下に二分していた。また、上大静脈筋袖がBachmann束表層に伸展している例もみられた。Bachmann束は心重量と相関して菲薄化するが、各種不整脈との関連ではより詳細な検討が必要であると考えられた。(著者抄録)
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