紀要論文 学校教育において特別な配慮を要する児童に対する支援の実態と課題:保護者のニーズに関する調査研究から
Current Situation and Problems of Special Needs Education in school : From the investigation on Needs of Parents of Children with Special Educational Needs

石塚, 誠之

内容記述
本研究では,特別な教育的ニーズのある児童の保護者を対象に学校教育に関するニーズ調査を実施した。発達障害児等を対象とした療育機関にて調査を実施し,WISC-III のFIQ が65以上もしくは,同等程度の検査結果が得られた特別な教育的ニーズがある児童の保護者にアンケートを行った。通常学級に在籍するLD/ADHD 児,自閉症スペクトラム障害児,知的障害児,診断がない児,特別支援学級・学校に在籍する児の保護者をそれぞれ群として,現在受けている特別な支援の有無及びそれについての満足度,学習面・学習以外の面で現在受けている支援及びその満足度,児童の得意・苦手教科について調査を行った。その結果,全体の65%の児童が現在支援を受けており,学習面で追加の支援を必要としている保護者が全体の73%,学習以外の面で追加の支援を必要としている保護者が全体の53%であった。学習面では,新たな支援への期待が,自閉症スペクトラム障害児の保護者群で最も大きかった。また,学習以外の面で新たな支援を必要としている保護者が,LD/ADHD 児で最も大きかった。教科の好みとしては,通常学級に在籍している児で算数(数学)が嫌いという回答が最も多く,その理由として,内容についていけないというものが多くみられた。また,特別支援学級・特別支援学校ではなく,通常学級に在籍しているために,支援が十分とはいえなくても我慢をしなくてはいけないと感じている保護者が少なからず存在することが明らかとなった。
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