Departmental Bulletin Paper 暗算の作業成績と生理的ストレス反応の関係 (情報社会学部特集号:高松亨教授追悼号)
Relationship between mental arithmetic performances and physiological stress responses (Special Issue of the Faculty of Information Technology and Social Sciences; Essays in Memory of the Late Professor Toru Takamatsu)
アンザン ノ サギョウ セイセキ ト セイリテキ ストレス ハンノウ ノ カンケイ ジョウホウシャカイ ガクブ トクシュウゴウ タカマツ トオル キョウジュ ツイトウゴウ

野村,国彦

68 ( 5 )  , pp.133 - 143 , 2018-01-15
ISSN:0474-7909
NCID:AN00028448
Description
暗算課題を精神的負荷として用いた場合,能動的な対処の仕方の違いが作業量変化に影響を及ぼすと考えられる。本研究では暗算に対する作業量特性として,平均回答数,課題実施中の回答数の増減傾向(トレンド)とトレンド周りの回答数の変動幅の3つを取り上げ,これら指標で生理的ストレス反応をどれだけ説明できるかについて検討を行った。これら作業量特性の指標を独立変数,生理指標である唾液アミラーゼ(sAA)あるいは心拍変動の各変数(LF,HF,LF/HF)を従属変数とした重回帰分析の結果,sAAに関しては作業量指標のうちトレンドで説明できること,心拍変動から推定した交感神経活動の指標であるLF/HFに関しては決定係数も低く,作業量指標からは説明が困難であることが示された。一方で副交感神経活動の指標であるHFに関しては作業量指標のうちトレンド周りでの回答数の変動幅で説明できることが示された。これら結果は,能動的な対処を必要とする精神的負荷の場合,作業量の特性からストレスの度合いを推定しうることを示し,生理的ストレス反応の個人差は対処の仕方に影響を受けていることを示唆している。
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