紀要論文 <論考> W-up の効果に関する研究--全身反応時間からみた一考察-- (人間科学部特集号)
<Article> The Effect of Warming-up on a Lateral Stepping Reaction Time (Special Issue of the Faculty of Human Sciences)
ロンコウ W-up ノ コウカ ニ カンスル ケンキュウ ゼンシン ハンノウ ジカン カラ ミタ イチコウサツ ニンゲンカガク ブ トクシュウゴウ

小泉,智也 / 中尾,美喜夫 / 野村,国彦 / 楠本,秀忠

66 ( 6 )  , pp.25 - 35 , 2016-03-31
ISSN:0474-7909
NII書誌ID(NCID):AN00028448
内容記述
本研究は,2種の異なるW-upが全身反応時間にどのような影響を及ぼすのかを比較検討した。今回は2通りの実験を行い,それぞれを実験Ⅰ,実験Ⅱと名付けた。実験Ⅰでは全身単純反応時間,実験Ⅱでは全身選択反応時間の測定を行った。実験Ⅰでは,健常男子大学生20名を被験者とし,Wup-GとCon-Gに10名ずつ分けた。Wup-Gには,W-upとしてトレッドミル走(8km/h,140bpm)を課した。全身単純反応時間のUp率はWup-GとCon-Gではそれぞれ-2.6±5.55%,0.2±5.05%であり,Wup-Gでは減少,Con-Gでは増大する傾向を示したが,有意な差はみられなかった。実験Ⅱでは,健常男子大学生17名をWup-G(n=7)とCon-G(n=10)に分けた。Wup-Gには,W-upとして全身選択反応労作を10回行わせた。全身選択反応時間のUp率はWup-GとCon-Gではそれぞれ-6.8±4.50%,2.0±6.25%となり,Wup-Gの方がCon-Gより有意(p=0.009)に減少した。これらの結果はW-upの種類によって効果が異なることを示し,全身選択反応労作を課した場合,全身選択反応時間を短縮させることが示された。その要因の一つとして全身反応時間の短縮には脳内処理速度であるPre-motor timeの影響が考えられた。
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