紀要論文 <資料> 「新型うつ」の特性と尺度項目分類 (経営学部特集号:六浦英文教授退職記念号)
<Material> Characteristics of the new type of depression and classification of scale items (Special Issue of the Faculty of Business Administration ; Studies Presented to Prof. Eibun Mutsuura on his Retirement)
シリョウ シンガタ ウツ ノ トクセイ ト シャクド コウモク ブンルイ ケイエイ ガクブ トクシュウ ゴウ ムツウラ エイブン キョウジュ タイショク キネンゴウ

辻,万里絵

66 ( 4 )  , pp.411 - 420 , 2015-11-15
ISSN:0474-7909
NII書誌ID(NCID):AN00028448
内容記述
「新型うつ」と称される従来型のうつ病とは異なる病像が世間で取り上げられてきた。しかし,主に若年勤労者の心理的不適応を表す点で専門家の指摘におおよその共通点はあるものの,正式な定義がないため,その評価は困難な状況にある。そこで本研究では,1)先行文献で指摘されている「新型うつ」の特徴を明らかにすること,2)特徴に対応した構成概念を評価するための尺度項目を先行文献に基いて整理すること,の2点を目的とした。その結果,「他責・自己中心的」,「自己愛傾向」,「対人過敏症(拒絶過敏症)」が「新型うつ」特性として得られた。これらについて既存尺度項目を選別し,KJ法により分類したところ,「他責・他罰」,「自己中心」,「承認欲求」,「権威に対する欲求」,「自尊心の低さ」,「社交不安」,「神経質」,「根気のなさ」,「非主張性」,「人から影響を受けない」,「自己肯定感」,「外見重視」の要素が抽出された。これらは,「新型うつ」の特徴を整理した先行研究と部分的に一致する。今後,これらの分類に基いた尺度項目を再検討することで,「新型うつ」の特徴を評価できると考えられる。
本文を読む

http://www.i-repository.net/il/user_contents/02/G0000031Repository/repository/keidaironshu_066_004_411-420.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報