Departmental Bulletin Paper 症例報告 進行性核上性麻痺による失声例に対するウエイトノイズ法の適用 : ロンバール効果を用いた発声訓練
Effectiveness of Weighted Noise Voice Treatment in a Aphonic Patient associated with Progressive Supranuclear Palsy : Voice Treatment Applying Lombard Effect

高橋, 信雄  ,  久永, 欣哉  ,  佐々木, 結花

Description
進行性核上性麻痺による失声を呈する症例に、筆者らの提案によるウエイトノイズ法(ロンバール効果を利用した発声訓練法)を適用した。症例は54 歳男性。8 年前にパーキンソン病と診断され、訓練開始時のHoehn-Yahr stage はⅢと評価されたが、その後、進行性核上性麻痺と診断された。訓練開始から3.5 ヶ月間、投薬条件は一定であった。55dB のウエイトノイズを両耳負荷して短文の復唱訓練を行った。3ヶ月後の評価で声質、声量、最大発声持続時間の改善が認められたが、訓練条件を変更せず音声機能の維持を図った。退院時(3.5 ヶ月)の評価では湿性の粗ぞう性声質、声量低下がみられ、最長発声持続時間も短縮した。ウエイトノイズ法は運動機能障害を呈する進行性核上性麻痺例にも適用可能で、音声障害の改善に有効だが、効果は一時的と考えられた。訓練経過を報告し、訓練効果について検討した。
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