会議発表用資料 受動型検出器を用いた水素クラスターから発生するレーザー加速陽子線の計測

金崎, 真聡  ,  神野, 智史  ,  森島, 邦博  ,  小平, 聡  ,  宇野, 雅貴  ,  高野, 雄太  ,  森井, 厚作  ,  浅井, 孝文  ,  坂本, 渓太  ,  清水, 和輝  ,  小田, 啓二  ,  山内, 知也  ,  桐山, 博光  ,  福田, 祐仁

2018-03-20
内容記述
量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所の高強度レーザーJ-KAREN-Pにおいて、開発した水素クラスターターゲットを用いた陽子線加速実験を行った。F/10の軸外し放物面鏡を用いて集光強度が10^20 W/cm^2の条件下で実験を行ったため、発生すると予想される陽子線のエネルギーは最大でおよそ7 MeVである。そこで、受動型検出器であるCR-39、原子核乾板、及び、蛍光飛跡検出器を用いて陽子線の計測を行った。 CR-39を用いた計測においては、最大厚さ19 umのアルミフィルター、及び、厚さ0.9 mmのCR-39を貫通し、2枚目のCR-39の表面にエッチピットが生成していたことから、10 MeV級の陽子線が発生していたことが明らかとなった。さらに、CR-39を様々な厚みのアルミフィルターやラジオクロミックフィルムで覆うことにより、各フィルター通過後の陽子線が形成したエッチピット数からエネルギースペクトルを求めた。また、原子核乾板による計測においても、陽子線の飛跡が確認された。積層した原子核乾板を用いたため、現像によって各層に生成された飛跡の数からエネルギースペクトルを求めた。CR-39と原子核乾板によって得られたエネルギースペクトルをそれぞれ比較したところ、よく似た傾向が現れた。発表では,現在解析中である蛍光飛跡検出器の結果についても報告する。
第65回応用物理学会春季学術講演会

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