会議発表用資料 イオン注入により石英ガラス中に生成された鉄ナノ微粒子の放射光XAFS測定による構造評価

福田, 健吾 (大阪府大)  ,  越智, 雅明 (大阪府大)  ,  千星, 聡 (東北大)  ,  齋藤, 勇一  ,  堀, 史説 (大阪府大)  ,  松井, 利之 (大阪府大)  ,  岡本, 芳浩 (JAEA)  ,  岩瀬, 彰宏 (大阪府大)

2018-03-20
内容記述
 固体中にナノサイズの粒子が分散すると、電気特性、磁気特性、光学特性、力学特性などが大きく変化することが知られており、それらをイオン注入により制御する研究を行っている。今回、TIARAの400kVイオン注入装置を用いて鉄イオンを注入した石英ガラスに生成された鉄ナノ微粒子の構造、及びその磁気特性との関係を調べた。 その結果、注入量が1.4e17/cm^2よりも少ないときは、非晶質鉄酸化物のナノ微粒子が形成されることが分かった。注入量が更に増加すると微粒子はBCC構造の純鉄(α鉄)の状態に近づき、2.1e17/cm^2ではほぼ純鉄になった。また、注入量の少ない試料のM-Hカーブは超常磁性を示すのに対して、2.1e17/cm^2注入した試料では、ヒステリシスを伴う強磁性を示すM-Hカーブが観測された。講演では、断面TEM観察の結果も併せて、ナノ微粒子の構造と磁性の関係を議論する。
日本金属学会2018年春期(第162回)講演大会

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報