会議発表論文 Analysis of Oxidation Behavior in Nanocrystal β-FeSi2/Si Composites by Rutherford Backscattering Spectrometry and Computation of Diffusion Flux

有馬, 幹尋 (九工大)  ,  淵, 雅也 (九工大)  ,  鳴海, 一雅  ,  前田, 佳均 (九工大)

内容記述
 β-FeSi2/Si (β/Si) ナノ混合相は優れた低温発光特性を示すが、β/Siヘテロ接合構造のバンド接合では価電子帯バンドオフセットが室温付近で非常に小さくなり、熱励起に対してβ井戸層への正孔閉じ込めが不十分になり、電子との再結合発光効率は極端に減少、室温発光の顕著な温度消光の原因となる。我々はこのβ/Siナノ混合相の欠点を克服すべく、室温でも電子・正孔閉じ込めが十分期待できるβ/SiO2ナノ混合相を考案し、Siの選択酸化を利用してβ/Siからβ/SiO2ナノ混合相が直接作製でき、さらにβ/SiO2からは250K付近まで発光が観察できることを示した。本研究では、β/Siナノ混合相の酸化過程を明らかにするために、ラザフォード後方散乱分光法から得た元素の深さ分布より拡散流を求め、表面からのOの拡散及び俣野-ボルツマン界面に対するSiの拡散によって酸化が支配されることがわかった。Siの酸化は表面のSiO2を介したOの拡散によって支配されるが、それとは異なるモデルをナノ混合相の酸化に対して提案した。

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報