Journal Article 57Fe nuclear resonant inelastic scattering of Fe1.1Te

Kurokuzu, Masayuki  ,  Kitao, Shinji  ,  Kobayashi, Yasuhiro  ,  Saito, Makina  ,  Masuda, Ryo  ,  Mitsui, Takaya  ,  Yoda, Yoshitaka  ,  Seto, Makoto

Description
本論文は、鉄系超伝導体関連物質であるFe1.1Teの低温での構造相転移(tetragonal-monoclinic phase transition @ 65 K)に伴う、鉄の局所的な格子振動や電子状態の変化を放射光による核共鳴非弾性散乱とメスバウアー分光で調べた報告である。実験の結果、格子振動に大きな変化は見られなかったが、四極子分裂値に有意な変化が観測され構造転移(超伝導状態が発現する構造)により、電子状態(軌道)に大きな異方性が生じることが分かった。本結果は、FeTe1−x Se x系超伝導体の発現機構を考察する上での知見になると期待される。

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