Presentation 子宮がん炭素線治療における直腸及び膀胱のNTCPパラメータ算出

深堀, 麻衣  ,  小此木, 範之  ,  宮坂, 勇平  ,  松藤, 成弘  ,  兼松, 伸幸  ,  水野, 秀之  ,  福田, 茂一  ,  福村, 明史  ,  辻, 比呂志  ,  鎌田, 正

2017-11-17
Description
【目的】治療計画が高度化し、線量分布が複雑化している放射線治療においては、治療計画を定量的に評価するためにはDVH指標だけでなく、NTCP等の放射線生物学的特性を考慮した指標を用いた解析が不可欠である。重粒子線治療においても、スキャニング照射導入によって期待される照射法の高度化に向けて、これらの指標を用いた定量的評価の必要性が高まっている。本研究の目的は、炭素線治療を行った子宮がんに対する直腸及び膀胱の各NTCPパラメータの算出である。【方法】1995年6月から2012年1月までに処方線量52.8~74.4Gy (RBE)にて子宮がん炭素線治療を行った81症例を対象とした。臨床データ及び線量体積データからLKBモデルを用いてフィッティングを行い、晩期直腸障害及び膀胱障害それぞれの最尤度のNTCPパラメータを求めた。先行研究にて算出した前立腺がんにおける直腸NTCPパラメータと本研究結果を比較することにより、各治療部位での晩期直腸障害における線量応答関係の相違について検討を行った。【結果】重粒子線治療による晩期直腸障害及び膀胱障害について、LKBモデルパラメータ(TD50;50%の有害事象を発生する耐容線量、m;NTCP曲線の勾配係数、n;体積依存係数)の最尤推定値を求めることが出来た。【結論】NTCPパラメータを提示することにより、今後の子宮がん炭素線治療における各治療計画の定量的な比較・検討を行う指標の一つとなると期待される。
日本放射線腫瘍学会第30回学術大会

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