会議発表用資料 外陰部悪性黒色腫に対する重粒子線治療の治療成績

宮坂, 勇平  ,  小此木, 範之  ,  唐澤, 久美子  ,  若月, 優  ,  加藤, 真吾  ,  清原, 浩樹  ,  柴, 慎太郎  ,  小林, 大二郎  ,  中野, 隆史  ,  鎌田, 正  ,  出水, 真紀夫

2017-07-29
内容記述
【目的】外陰部悪性黒色腫に対する重粒子線治療の成績を報告する。【方法】2007年12月から2015年7月に当院で重粒子線治療が行われた手術不適応/拒否の外陰部悪性黒色腫患者、全14例。年齢中央値は70歳(61-88歳)、UICC臨床病期はII 期 5 例、Ⅲ期1例、IV 期7例、術後再発1 例であった。全例、総線量57.6Gy(RBE)/16 回で治療が行われた。急性期有害事象はCTCAEで評価し、晩期有害事象はRTOG/EORTC で評価した。【結果】重粒子線治療後の観察期間の中央値は28か月(5-69か月)で、2年全生存率、局所制御率、無再発生存率はそれぞれ66%、83%、33%であった。局所再発が4例で認められ、いずれも治療後 2 年以降であったのに対し、遠隔転移が認められた6例中4例は、治療後2年以内であった。急性期有害事象としてGrade 3 の 皮膚炎・粘膜炎が2 例、Grade 3 の下痢が1 例で認められた。晩期有害事象として、G rade 2 の膀胱尿路障害が2 例で認められたが、Grade 3 以上の有害事象は認められなかった。【結語】外陰部悪性黒色腫に対する重粒子線治療の初期効果は良好であった。長期の効果や安全性を評価するには時期尚早であるが、手術不適応の外陰部悪性黒色腫対する重粒子線治療は有効な選択肢になりえると考えられた。治療後2年以内に転移再発をきたす症例が多く、重粒子線との併用療法や治療後補助療法について検討が必要と考えられた。
第59回日本婦人科腫瘍学会学術講演会

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