一般雑誌記事 JT-60SA超電導コイル電源の概要

畠山, 昭一

内容記述
JT-60SAの超電導コイル用電源について、超電導電力貯蔵と共通の課題である励磁電源およびクエンチ保護の特徴を解説した。JT-60SAでは励磁用直流電源としてサイリスタ変換器が用いられる。トロイダル磁場コイル電源は、約2MVAの容量のため、電力系統から直接給電される。一方中心ソレノイドおよび平衡磁場コイル電源は、特にプラズマ着火において、合計で200 MVAの大電力が必要となるため、専用のフライホイール付電動発電機H-MGから給電される。またJT-60SAでは超伝導化改修に伴い、新たにクエンチ保護回路が整備される。クエンチが起こると放電抵抗器を投入して、コイルに蓄積した磁気エネルギーをジュール熱として開放する。クエンチ保護回路の直流電流の遮断には、大容量のIGCT素子が用いられている。万が一遮断に失敗した際には、水冷式の爆発型ブレーカ(パイロブレーカ)で電路を断ち切り、確実に放電抵抗器に転流して超電動コイルを保護する。

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