会議発表用資料 共鳴X線回折によるキラル磁性体Yb(Ni,Cu)3Al9のらせん磁気構造の観測

喜多, 要介  ,  松村, 武  ,  久保, 光野  ,  吉川, 雄吾  ,  道村, 真司  ,  稲見, 俊哉  ,  大原繁男

2017-03-20
内容記述
YbNi3Al9は空間群R32に属する鏡映面と反転心が存在しないカイラル結晶である。TN=3.4Kで磁気転移し、らせん磁気構造を形成して、磁気伝搬ベクトルはq=(0,0,0.8)である。c面内に磁場をかけると、0.1T程度の磁場で強制強磁性となる。また、NiをCuで置換することで転移温度と転移磁場が上昇し、0.06 %の置換では特徴的な磁化過程を示すことから、カイラルソリトン格子の形成が示唆されている。一方で、カイラリティによりYbNi3Al9では右結晶と左結晶が実現し、磁気らせんにも右巻きと左巻きがあるが、結晶構造と磁気構造それぞれのヘリシティの関連性は明らかではない。そこで、我々はYb(Ni1−xCux)3Al9の結晶構造とらせん磁気構造の関係について調べるため、 SPring-8のBL22XUにて移相子制御により得られた偏光ビームを用いて共鳴X線回折の実験を行った。磁気反射ピークの、偏光依存性、磁場変化、温度変化、入射エネルギー依存性について報告する。
日本物理学会第72回年次大会

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報