Presentation 自閉症様行動を示すモデルマーモセットの高磁場MRIを用いた神経病態解析

南本, 敬史

2016-12-06
Description
神経構造が未熟で一般に測定が困難な新生仔(生後2日齢)を対象に、拡散強調画像(DTI)撮像シークエンスを最適化し、明瞭なシグナル強度が得られるパラメータを得た。神経線維構造の比較を行うため、8匹(4♂4♀)のVPA群と9匹(4♂5♀)の非暴露(UE)群について、開発した撮像シークエンスを用いDTI画像を撮像した。得られた矢状断面の拡散異方性画像から2つの白質構造(脳梁、前交連)のサイズを定量し、全脳サイズで補正した結果、VPA群の前交連サイズが減少している事(VPA<UE, p<0.05)を見出した。前交連は、社会性認知に関わる事が知られる扁桃体や前部上側頭回の両側脳接続を担う事が知られ(Schmahmann, 2006)、生後初期における前交連の構造的リスクが、その後の発達に寄与している可能性が示唆された。
霊長類自閉症様モデル動物の遺伝子発現経過,中間フェノタイプ、自閉症様症状の関連検討による自閉症の生物学的メカニズム検討と、それを利用した自閉症の診断・治療へのアプローチの探索

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