会議発表用資料 ガフクロミックフィルムの高速単原子・クラスターイオン照射応答の比較

百合, 庸介  ,  鳴海, 一雅  ,  千葉, 敦也  ,  齋藤, 勇一

2016-09-21
内容記述
静電加速器等で生成される、運動エネルギーがkeV/u級の単原子やクラスターのイオンビームの2次元強度分布を高い空間分解能(≪1mm)で簡便に計測する手法として、フィルム線量計の一種であるガフクロミックフィルムに着目している。本研究では、ガフクロミックフィルムHD-V2のクラスターイオン照射応答を調べるとともに、その結果を単原子イオン照射の場合と比較した。TIARAのイオン注入装置およびタンデム加速器を用いて、150keV/atomの炭素単原子イオン(C1)およびクラスターイオン(C3、C4、C8、C60)をHD-V2へ照射し、イメージスキャナを用いて着色の度合いを吸光度に換算した。原子フルエンスに対する吸光度変化は、C1~C8の照射ではクラスターサイズの違いによる有意な差は観測されなかったのに対して、C60の照射では吸光度変化の割合が低下した。これは、C60クラスターイオンによる局所的なエネルギー付与により着色が飽和したためと考えられる。
第59回放射線化学討論会

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