会議発表用資料 炭素線高速三次元スキャニング照射のための可変エネルギー運転の開発

水島, 康太  ,  古川, 卓司  ,  岩田, 佳之  ,  原, 洋介  ,  早乙女, 直也  ,  皿谷, 有一  ,  丹正, 亮平  ,  白井, 敏之  ,  野田, 耕司

2016-08-08
内容記述
放射線医学総合研究所では、スキャニング照射法を用いた炭素線治療を2011年より行っている。放医研の現在の治療では、シンクロトロンによるエネルギー変更のみで飛程を制御し、三次元の線量分布を形成するエネルギースキャン方式を使用している。エネルギースキャン方式で治療を行う場合、1回の照射あたり平均的に40~50回ほどのビーム飛程変更を必要とするため、加速器でのエネルギー変更にかかる時間が治療照射時間に大きく影響する。そのため、シンクロトロンの新たな可変エネルギー運転方式を採用し、高速な三次元スキャニング照射の実現を目指してきた。この運転方式では、1回あたりのエネルギー変更を300 ms程度で実行でき、最大430 MeV/uから最小50 MeV/uまでの200種類以上のエネルギーを供給可能であるため、従来よりも短時間で三次元線量分布を形成することができる。本発表では、高速スキャニング照射に向けた可変エネルギー運転の導入のための試験で得られた結果を紹介するとともに、従来照射との比較について報告する。
第13回日本加速器学会年会

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