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UVSOR-IIIにおける逆コンプトン散乱ビームライン開発とNRF-CTへの応用UVSOR-IIIにおける逆コンプトン散乱ビームライン開発とNRF-CTへの応用 |
"/大垣英明/"大垣英明 ,
"/大東出/"大東出 ,
"/豊川弘之/"豊川弘之 ,
"/早川, 岳人/"早川, 岳人 ,
"/静間, 俊行/"静間, 俊行 ,
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"/山崎潤一郎/"山崎潤一郎
内容記述
三次元同位体分布計測の基礎研究を行う目的で、分子研UVSOR-IIIにおいて、蓄積リングを周回する高エネルギー電子と大強度レーザーとを用いたレーザー逆コンプトン散乱ガンマ線のビームラインを建設している。レーザーには1.94μmのファイバーレーザーと、UVSORの定常運転モードである750MeV、300mAの電子ビームを用いて、最大エネルギー5.4MeV、コリメータ無しでのガンマ線収量1x10^7photons/sを得ている。このガンマ線を用いて手始めに2次元の同位体分布をNRFの吸収法を用いて2次元CT画像の取得を試みた。CT用のサンプルターゲットには鉛、アルミニウム、ステンレススチールのロッドを5x5のマトリックスに組み、これを透過してくるガンマ線を鉛ブロックのWitness Targetにて光核共鳴散乱(NRF)を起こさせて208-Pbの同定を行った。本会ではビームラインの概要と諸元について報告をおこなうとともに、NRF-CT画像取得結果について報告を行う。
第13回日本加速器学会年会