Presentation Surface Modification in Electron Irradiation on Hydriding Property of Hydrogen Srorage Alloy

阿部, 浩之

2016-08-09
Description
水素吸蔵合金であるAB5型LaNi系合金、LaNi4.6Al0.4に対して、大気中、真空中、Heガス雰囲気中にそれぞれ電子線照射を行った。それらサンプルに対して電気化学的手法により水素吸蔵初期反応速度測定を実施したところ、未照射と比較し、照射を実施したサンプルは、水素吸蔵初期反応速度が数倍速くなっており、その中でも大気中照射の場合は8倍速くなることが判明した。金属が活性な表面を有する場合、大気中では高い酸素分圧に暴露されると、表面には厚く乱れた構造の酸化膜が形成される。XPS測定において、表面層には種々の非化学量論組成の酸化膜が形成されていることが分かり、一方、酸素分圧の低い場合は、薄く緻密な化学量論組成の酸素被膜が形成されることも突き止めた。今回の結果から、大気中における電子線照射によって高い酸素分圧状態による厚く乱れた酸化膜形成の場合は、水素吸蔵実験では合金表面上で共有結合水分子との電子交換が容易となり水素原子の解離が促進され、水素吸蔵速度が向上することが示唆される。
15th International Symposium on Metal-Hydrogen Systems MH2016

Number of accesses :  

Other information