学術雑誌論文 Magnetic states of cobalt atoms in copper metal after cobalt-implantation and effects of subsequent annealing

藤村勇貴  ,  千星, 聡  ,  岡本芳浩  ,  齋藤, 勇一  ,  松井利之

41 ( 2 )  , pp.209 - 212 , 2016-07 , 一般社団法人 日本MRS
ISSN:1382-3469
内容記述
 銅中にわずかにコバルトが粒状に存在する磁性物質は巨大な磁気抵抗を有するなどの特徴があり注目されているが、コバルトがどのように磁性に影響しているかは不明であった。そこで、イオン注入技術を用いて、初期状態として単独のコバルト原子が銅中に分布している状態を生成し、その後、粒化を促進するアニーリングを行い、銅中のコバルトが粒状になる過程での磁性の変化を調べた。その結果、コバルト注入直後は、銅原子の位置にコバルトが置き換わることで銅-fcc構造を形成し、コバルト原子は常磁性的に振る舞うことが分かった。これを1時間アニールするとコバルトが集結し六方細密構造に変化し、超常磁性が現れ、さらに24時間アニールすると集結・六方細密構造化が更に進み強磁性成分が現れた。これらから、磁性はコバルトの構造に依存することが分かった。

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