Presentation 中性子結晶構造解析を目指したアポ型銅アミン酸化酵素の大型結晶作製

柴崎, 千枝  ,  村川, 武志(大阪医科大学医学部生化学教室)  ,  安達, 基泰  ,  清水, 瑠美  ,  栗原, 和男  ,  日下, 勝弘(茨城大学フロンティア応用原子科学研究センター)  ,  岡島, 俊英(大阪大学産業科学研究所)

2016-06-08
Description
土壌細菌が持つ銅アミン酸化酵素は、種々の一級アミン類の酸化的脱アミノ反応を触媒する酵素である。本酵素は、活性中心に補酵素トパキノンと銅イオンを有し、前駆体Tyr残基が銅イオン存在下で自己触媒的に酸化されることにより、トパキノンが形成される。このアポ型からホロ型への補酵素生成反応機構の解明のためには、アポ型およびホロ型に加え補酵素形成反応中間体における活性残基のプロトン化状態や、活性中心における水素原子の位置を決定する必要があり、X線・中性子線両方を用いた結晶構造解析は有力な手法となる。本研究では、アポ型酵素の中性子結晶構造解析用の大型結晶作製について報告する。結果的に複数個の大型単結晶(2-10 mm3)を得ることに成功した。X線回折実験では1.10 Å分解能のデータを得ることができ、さらに、J-PARCに設置された茨城県の中性子回折計iBIXにおいて予備的中性子回折実験を実施したところ、2.1 Å分解能の回折点の観測に成功した。今後、中性子回折のフルデータの収集を行う予定である。
第16回日本蛋白質学会

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