会議発表用資料 CT画像を用いたヘルメットPET吸収補正法の開発

岩男, 悠真  ,  田島, 英朗  ,  吉田, 英次  ,  佐野, ひろみ  ,  木村, 泰之  ,  山谷, 泰賀

2016-04-16
内容記述
目的放射線医学総合研究所の独自アイディアであるヘルメットPETは,従来の円筒形のジオメトリの頭部PETに比べ,高い感度と開放性を併せ持つ.PET-CTのような一体型の装置と異なり,本装置は小型化を実現するため,CT装置を含まない独立した装置であり,吸収補正に際して特別の配慮が必要となる.本研究では,μマップの取得に際し,CTデータとの位置合わせを行う手法についての検討を行った.方法ヘルメットPETで撮像されたデータに対し,始めに吸収補正無しの再構成を行い,初期PETイメージを得る.別途撮像したCTデータから生成したμマップとのキャリブレーションを行い患者の位置を調整した.具体的には,初期PETイメージとμマップを重ね合わせて表示し,平行移動,回転の6パラメータを任意に調整可能なシステムを構築した.パラメータの調整法については検討中であり,今回は目視にて両データの頭部位置の重なり具合を確認しつつパラメータの調整を行った.位置合わせを行ったμマップを用いて,PETデータの再構成を行い,最終的な出力を得た.結果ヘルメットPETを用いた頭部ボランティア撮像を行った.提案システムよる吸収補正を実施したPETイメージの再構成を行い,いずれも良好な結果が取得できた.考察と結論独立したヘルメットPETとCTデータ間において,マニュアルで位置合わせを行う手法を確立した.今後は,位置合わせパラメータの調整法について検討を進めるとともに,MRIベースのμマップ生成法,またはレンジセンサによる患者のサーフェスモデルを用いたアトラスベースの手法について検討を進め,被ばく量の低減や,コストの削減といった要素を追求していきたい.
第111回日本医学物理学会学術大会

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