会議発表用資料 炭素線治療施設に対する訪問調査の取り組み

水野, 秀之  ,  福村, 明史  ,  兼松, 伸幸  ,  米内, 俊祐  ,  白井, 敏之  ,  松藤, 成弘  ,  深堀, 麻衣  ,  金井, 達明  ,  遊佐, 顕  ,  矢能, 稔啓  ,  壽賀, 正城  ,  溝田, 学

2016-04-14
内容記述
【目的】炭素線治療の多施設臨床研究の品質向上を目的として、訪問調査を行い、医学物理事項についてのヒアリングおよびファントムを用いたend to endテストを行う。【方法】ヒアリングにおいては1.QAプログラムの整備,2.線量校正・線量表記の12法への準拠,3.RBEモデルの明確化,4.CT値-阻止能比変換のQA,5.ターゲット・マージン設定のICRU準拠の推奨,6.位置決め・呼吸性等の動き・一連の治療中のターゲット変化等について確認する。ファントムを用いたend to endテストにおいては、事前に郵送された患者模擬水ファントムに対し、ルーチン作業と同様にCT撮影から治療計画までが訪問調査日前までに行い、調査日当日に位置合わせおよび電離箱測定を行い、治療計画装置が出力した物理線量と電離箱出力線量が一致することを確認する。本調査のために新規に製作されたこのファントムはPMMA壁の水ファントムであり、水平照射に対応した3 mm厚の入射窓を持つ。水中の深さ方向について5 mmステップで電離箱挿入が可能な構造になっており、本調査においてはAdvanced Markus電離箱を用いて線量測定を行った。【結果】 1施設実施した段階であるが、ヒアリングについては、施設側のプレゼンテーションに対する質疑応答という形で進められ、全項目について妥当な対応がなされていることを確認した。また、ファントム測定についても治療計画装置と実測値の良好な一致を確認した。【結論】2015年度中に国内で稼働中の全炭素線治療施設の訪問調査を完了する予定である。
第111回日本医学物理学会学術大会

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