一般雑誌記事 マイクロPIXEによる組織中ウランの局所定量に関する研究 ~腎臓近位尿細管におけるウランの局在解析~.

北原圭祐  ,  武田, 志乃  ,  沼子千弥  ,  石川, 剛弘  ,  及川, 将一  ,  島田, 義也

内容記述
ウランは腎臓に高濃度に蓄積し、腎障害を引き起こすことが知られている。ウランは重金属としての化学毒性とα線核種としての放射線毒性を合わせ持つ核種であり、一般に化学毒性が優勢であると考えられているが、詳細な化学毒性発現機序はよく理解されていない。腎臓中のウランは近位尿細管の下流領域(S3セグメント)に選択的に濃集していることが確認されているが、その部位選択性の機序も明らかになっていない。この腎臓へのウランの蓄積とそれに続き発生する腎障害のメカニズムを明らかにするためには、腎臓の局在量とその化学形を知ることが重要である。本研究では、マイクロPIXE分析により腎臓近位尿細管におけるウラン局在解析を試みた。ウラン局在部位における化学状態分析についてもシンクロトロン放射光を用いたX線吸収微細構造(XAFS)法により検討したので併せて報告する。

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