会議発表論文 被災ウシの血漿生化学検査による被ばく影響評価

漆原, 佑介  ,  川角, 浩  ,  平川, 泰子  ,  遠藤, 暁  ,  関根, 勉  ,  林, 剛平  ,  桑原, 義和  ,  鈴木, 正敏  ,  福本, 基  ,  山城, 秀昭  ,  阿部, 靖之  ,  福田, 智一  ,  小林, 仁  ,  磯貝, 恵美子  ,  篠田, 壽  ,  新井, 敏郎  ,  福本, 学

内容記述
旧警戒区域で捕獲された成牛53頭について、捕獲時の体内放射性セシウム濃度より放射性セシウムによる内部被ばく線量率を、捕獲地点の土壌中放射性セシウム濃度より外部被ばく線量率を計算し、血漿中バイオマーカーとの相関解析を行った。その結果、血漿中放射性セシウム濃度との相関がみられた酸化ストレスマーカーMDA、SODは内部被ばく線量率とも相関を示したが、外部被ばく線量率との顕著な相関を示さなかった。また、筋組織以外に肺、肝臓、腎臓、脾臓の病理解析を行ったが、これらの組織に被ばく線量と関係した顕著な異常は見られなかった。本報告によって、被災ウシが内部被ばく線量率と相関する何らかのストレスにさらされていることが示唆されたが、慢性低線量被ばくが直接的にかかわっているという結論には至っていないため、今後は、他の酸化ストレスマーカーの解析や他の動物種における解析が必要である。

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