会議発表論文 A comparison of the charge standard for clinical dosimeters between NMIJ and ANTM-NIRS

高瀬, 信宏  ,  清水, 森人  ,  森下, 雄一郎  ,  佐方, 周防  ,  成田, 克久  ,  水野, 秀之  ,  福村, 明史

35 ( 3 )  , pp.87 - 87 , 2015-09 , 日本医学物理学会
ISSN:1345-5362
内容記述
目的:電離箱と電位計からなる医療用線量計の分離校正を実現するため,一次標準機関・産業技術総合研究所計量標準総合センター(以下,NMIJ)と二次標準機関の医用原子力技術研究振興財団および放射線医学総合研究所(以下,ANTM-NIRS)は電位計の校正システムを各々構築した.ここではNMIJ,ANTM-NIRS各々が有する標準電位計と提供する電位計校正定数の同等性を確認するため,電位計校正定数の相互比較を行った.方法:ANTM-NIRS,NMIJの双方の標準電位計の持ち出しはできないため,代わりにKeithley 6517B,RAMTEC Smart各1台を仲介器として各機関で校正し,結果を比較した.比較項目は1)標準電位計用の校正手法である,標準コンデンサおよび直流電圧源を用いた内部回路(帰還率および内蔵静電容量)の自己校正から得られる電位計校正定数(6517Bのみ),2)一般的な医療用線量計向けの校正手法である,各機関の標準電荷を用いた校正から得られる電位計校正定数(6517B,RAMTEC)とした.結果:1)内部回路の自己校正から得る校正定数の比較では,ANTM-NIRSの値は拡張不確かさ(k=2)の範囲内でNMIJの値と一致した.標準電荷を用いる校正で得た校正定数は,6517Bの低レンジ条件でANTM-NIRSの値が僅かに大きめとなったが,双方の値は拡張不確かさの範囲内で一致した.結論:ANTM-NIRSによる内部回路の自己校正,および標準電荷を用いた電位計校正は,NMIJと同等であることが確認された.従ってNMIJ,ANTM-NIRS各々が有する標準電位計も同等といえる.

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