Presentation 代謝型グルタミン酸受容体4の新規イメージング剤[11C]ADX88178の合成開発と評価

藤永, 雅之  ,  山崎, 友照  ,  由井, 譲二  ,  謝, 琳  ,  念垣, 信樹  ,  羽鳥, 晶子  ,  熊田, 勝志  ,  下田, 陽子  ,  河村, 和紀  ,  張, 明栄

2015-11-05
Description
代謝型グルタミン酸受容体4型(mGlu4)は主に脳内の線条体、海馬、視床、小脳に局在化しており、パーキンソン病に対し潜在的な治療効果が期待される受容体である。mGlu4受容体のイメージングによりパーキンソン病におけるmGlu4の詳細な機能や役割を解明できると考えられるが、これまでに利用可能なイメージング剤は開発されていない。今回、我々は、mGlu4に選択的なリガンドであるADX88178に着目し、[11C]ADX88178を合成するため、ピリミジン環の4位への11CH3基導入検討ならびに動物評価を行った。前駆体及び標品は市販品を用いて5-7段階で合成した。 [11C]CH3Iを用いたピリミジン骨格への11CH3基導入はPd2(dba)3,P(o-tol)3,CuCl,K2CO3存在下では未反応の[11C]CH3Iが多く見られた。塩基としてCsFを用い、すべての試薬をあらかじめ混合したうえで、[11C]CH3Iを捕集することで効率よく11C-メチル化が進行し、続く脱ベンジル化までの放射化学的収率は15%であった。 [11C]ADX88178において、ラット脳切片を用いたin vitro ARGでは、mGlu4が存在する部位でわずかな結合能を示した。詳細については本会にて発表する。
第55回日本核医学会学術総会

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