会議発表用資料 貧困灌流モデルマウスにおける[11C] Flumazenil PETを用いた神経細胞分布密度の評価

西野, 明日香

2015-11-06
内容記述
目的:これまでに片側総頸動脈結紮に伴う慢性低灌流モデルマウスを作成し、脳血管径及び安静時脳血流、炭酸ガス吸入負荷時の脳血管反応性の変化から貧困灌流状態であることを報告したが、神経細胞分布密度の変化については検討されていない。本モデルマウスを用いて[11C]Flumazenil (FMZ) PET測定を行い、ベンゾジアゼピン受容体(BZR)密度の変化を評価した。方法: C57BL/6Jマウスの片側総頸動脈結紮より貧困灌流モデルを作成した。術前と術後1、7、14、28日においてレーザードップラー血流計(LDF)による脳血流測定を行い、賦活時の脳血流変化率を評価した。また、30日後に[11C]FMZ-PETを行い、投与後30-60分の患側の放射能濃度を健側と比較し、BZR結合を評価した。結果: LDFによる賦活時の脳血流変化率は患側で術後低く、脳血管反応性が低下した。一方、FMZ-PETでは、患側と健側でBZR結合に差は見られなかった。結論:貧困灌流モデルマウスにおいて、BZR結合の結果より神経細胞は生存しているが、LDFの結果より脳神経機能の低下の可能性が示唆された。
第55回日本核医学会学術総会

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