Presentation 天然生薬複合剤KPGの抗酸化能力の多面的解析

加藤, 誠嗣  ,  吉川, 幸宏  ,  松井, 亜子  ,  小川, 幸大  ,  松本, 謙一郎  ,  中西, 郁夫  ,  加藤, 悠一  ,  田中, 雅  ,  秋山(張), 秋梅

2015-07-03
Description
【背景】 生物はミトコンドリアで生命の維持に必要なエネルギーを産生している。エネルギーの産生と同時に、生体に悪影響をもたらす活性酸素が産生されることが知られている。近年、活性酸素と老化には密接な関係があることが分かってきた。我々は線虫C. elegansを用いて複合天然生薬のもつ様々な機能を多面的に解析する系の確立を目指して研究してきた。本発表では複合天然生薬KPGを用いた解析結果について報告する。【方法】(1) 寿命測定による個体老化に与える影響の解析(2) 線虫体内の酸化タンパク質の蓄積量による抗酸化作用の検討(3) 電子スピン共鳴(ESR)法を用いたKPGの抗酸化能の解析(4) 大腸菌、酵母、培養細胞の増殖能への影響【結果】(1) 寿命延長効果と運動量力の上昇、二つの効能の両立が観察された。(2) 酸化タンパク質の蓄積量から抗酸化作用が確認された。(3) KPGが抗酸化能を有することをESRで確認した。(4) 少量のKPG投与は細胞の増殖に貢献していることが観察された。【考察】今回、KPGの抗酸化機能により線虫の寿命が延長されること、酸化タンパク質の蓄積量が減少するという結果を得ることができた。ESRを用いて、KPGが酸化・還元に寄与していること、細胞の増殖に貢献していることを確認した。今後は、分子・細胞・個体レベルで、生薬・健康食品の効能を多面的に研究していく。
第15回AOB研究会

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