Article パーキンソン病関連疾患タウイメージング

島田, 斉

8 ( 1 )  , pp.4 - 5 , 2015-04
ISSN:1883-1354
Description
神経変性疾患において、神経病態カスケードの中核をなす異常蓄積タンパクを可視化する神経病理イメージングは、近年の病態研究や創薬研究において欠かすことが出来ない基幹技術のひとつとなってきている。パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)関連疾患においても、様々な神経病理イメージングを用いた研究が行われているが、最近になって実用的な技術が登場した、過剰リン酸化タウの異常蓄積を可視化するタウイメージングは、現在最も注目を集める画像技術の一つである。PD関連疾患においても、進行性核上性麻痺(Progressive supranuclear palsy;PSP)や大脳皮質基底核症候群(Corticobasal syndrome;CBS)などの孤発性パーキンソン症候群、第17番染色体に連鎖する家族性前頭側頭型認知症パーキンソニズムなどの遺伝性パーキンソン症候群、さらにパーキンソン症状を含む精神神経症候を呈する慢性外傷性脳症においても、タウタンパク病変(タウ)が神経障害に密接に関与すると想定されている。タウイメージング用PET薬剤は、現在までに複数の有望なリガンドが開発されているが、本稿においては[11C]PBB3を用いた研究データをもとに、PD関連疾患のタウイメージングの現状と今後の展望について述べる。

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