紀要論文 職場におけるチーム・コミュニケーションの発達過程とチーム・パフォーマンスとの関連に関する検討

田原, 直美  ,  山口, 裕幸  ,  タバル, ナオミ  ,  ヤマグチ, ヒロユキ  ,  Tabaru, Naomi  ,  Yamaguchi, Hiroyuki

12 ( 2 )  , pp.63 - 74 , 2017-02 , 西南学院大学学術研究所
ISSN:18803830
内容記述
本研究の目的は,職場チームにおける対面的なコミュニケーションの発達過程を実証的に明らかにし,パフォーマンスとの関連を検討することである。実際の組織のプロジェクトチームを対象に,11カ月間,対面的なコミュニケーションを記録・測定した。チーム毎の対面時間と3つのコミュニケーション・ネットワーク指標―密度,推移性,集中度次数を,上期-中期-下期の3つの時期に分けて算出し,パフォーマンスの程度(3)×時期(3)の分散分析を行った。分析の結果,どのチームにおいても対面時間が減少し一定の水準に収束すること,パフォーマンスが高いチームでは密度は低く集中度は相対的に高いことが示された。また,効率的なチーム活動は,明示的なコミュニケーションの単なる省略ではなく,推移性の高い構造によって支えられていることが明らか となった。
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