紀要論文 Estimating Optimum Irrigation Discharge under Furrow Irrigation in Afghanistan
アフガニスタンにおける畦間灌漑への最適灌漑水量の推定
アフガニスタン ニ オケル ケイカン カンガイ ヘノ サイテキ カンガイ スイリョウ ノ スイテイ

ハヤット・カン, ・シャムス  ,  渡邉, 文雄  ,  鈴木, 伸治  ,  木村, 雅治  ,  Hayat khan, Shams  ,  Fumio, Watanabe  ,  Shinji, Suzuki  ,  Masaharu, Kimura  ,  東京農業大学大学院農学研究科農業工学専攻博士後期課程  ,  東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科  ,  東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科  ,  東京都世田谷区役所  ,  Graduate School of Agricultural Engineering, Tokyo University of Agriculture  ,  Department of Bioproduction and Engineering,Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture  ,  Department of Bioproduction and Engineering,Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture  ,  Setagaya Ward, Tokyo metropolitan

60 ( 4 )  , pp.219 - 224 , 2016-03-15
NII書誌ID(NCID):AN00164184
内容記述
畦間灌漑とは,畑地で畦と畦の間に水を流して作物に水を補給する地表灌漑法の一つである。この方法は,スプリンクラーなどのような散水灌漑法とは異なり,加圧ポンプやパイプラインなどの施設が不要なため水があれば容易に導入ができる。そのため,世界の灌漑農地の75%以上に導入されている。一方,この灌漑法は,作物の根の分布するところにムラなく水を給水することがしばしば困難で,とくに作物の根群域よりさらに深部へ灌漑水が浸透し,多量の浸透ロスが発生することが最大の短所である。この浸透ロスを抑制するために,多くの研究が行われてきているが,圃場レベルでの地表灌漑における浸潤量分布を改善する技術はまだ十分確立されていないのが現状である。そこで,本研究では,灌漑水の無駄のない均一な浸潤分布になる給水量の決定法を提案し,さらにその手法をアフガニスタンのトマト畑に適用することを目的とした。まず,畦間に供給された水が地中にしみ込みながら地表流下する水収支式の積分方程式の解析解を用いて,現場で実施された水足試験から土壌の浸潤特性を表すインテーク定数を決定し,異なる給水量における水足の到達時間を計算した。次に,上流側の水口から畦間の末端部での浸潤分布がほぼ均一になる給水量の推定が可能であることを明らかにした。最後に,アフガニスタンのトマト畑で実施されている畦間灌漑において,現場水足試験で得られたデータから灌漑水の浸潤量分布がほぼ均一な適正給水量を適用効率を指標に決定した。その結果,現地で行われている灌漑法に比較して適用効率を約3%向上させることができること,さらに1haのトマト畑全体で1回の灌漑で5.1m3の節水が可能であることを明らかにした。
Management and control of surface irrigation, specifically furrow irrigation, is widely used despite its often low irrigation efficiency, which can be attributed mainly to the complexity of the interactions between field design, soil infiltration characteristics, and irrigation management practices. The objective of this study is to introduce a method for estimating optimum irrigation discharge that can reduce deep percolation for furrow irrigation. In this study, a mathematical model of surface irrigation using water advance testing was used to determine the optimum irrigation discharge in the cultivation of tomatoes and to compare the irrigation application efficiency with existing furrow irrigation. Finally, this water advance method may help to reduce the amount of irrigation water required for tomato crop cultivation in Kabul, Afghanistan.
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