紀要論文 算数科における「数と計算」から「文字・文字式」への接続に関する研究 : 東アジア諸国との比較を通して
A study of connections between "numerical calculation" and "literal expression" : comparing Japan and other East Asian countries

津田,真秀  ,  黒田,恭史

130pp.59 - 70 , 2017-03-31 , 京都教育大学
ISSN:21873011
NII書誌ID(NCID):AA11735241
内容記述
「数と計算」から「文字・文字式」への接続の問題は,具体的思考から抽象的思考への橋渡しをどのようにして,スムーズに行うかという問題として捉えることができる。日本では,第2学年から□といった記号を用いて文字・文字式の導入が図られ,第4学年からは□や△など,複数の記号が使用され,第6 学年になると,a,xなどのアルファベットでの文字・文字式の扱いが始まる。このように,我が国における文字・文字式導入の教育内容は,スモールステップで設定されているが,等号・不等号などの関係記号を扱う内容が少なく,その意味理解に課題があるとされてきた。一方,中国,シンガポール,ベトナム(以下,東アジア諸国)では,a,xなどの扱いが低・中学年から始まり,併せて,不等号の扱いや式変形の意味理解を詳しく扱う傾向にある。本研究では,抽象的思考の入り口となる文字・文字式の導入部分に着目し,東アジア諸国との教科書比較を通して,日本における文字・文字式のスムーズな指導を意図した教育内容の設定と,小学校低学年段階における教育実践の結果について述べる。
本文を読む

http://ir.kyokyo-u.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/8522/3/S007v130p59-70_tsuda.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報