紀要論文 長期療養高齢者への看護診断適用と診断支援コンピュータシステムの開発 : タブレットPCを用いて (研究ノート)
Application of the nursing diagnoses and development of the supporting computer system for the elderly in long-term care facilities : By means of tablet computers. (Notes)

森, 敏  ,  上野, 悟  ,  畑中, 裕司  ,  奥津, 文子

13pp.21 - 27 , 2015-03-31 , 滋賀県立大学人間看護学部
ISSN:13492721
NII書誌ID(NCID):AA11960281
内容記述
背景 本格的な高齢時代に入り、「認知症」「寝たきり」など障害をもつ高齢者の莫大な介護負担が社会問題となっている。NANDA-Ⅰ看護診断は、看護のみで改善可能な看護課題(看護の対象となる現象)を抽出するツールである。 目的 今回、「長期療養高齢者版の看護診断」を作成し、アセスメント情報の入力から看護診断ラベルの選定までを支援するコンピュータシステムを開発した。 方法 研究は以下の順序で実施した。 (1)「長期療養高齢者版の看護診断」の作成 (2)アセスメントリストの作成 (3)コンピュータプログラムの作成 (4)タブレットPCとホストコンピュータの接続 (5)実地試行および動作チェック 結果 (1)「長期療養高齢者版の看護診断」:領域1、2、3、4、5、6、7、9、11、12の10領域から46の診断ラベルを選定した。 (2)アセスメントリスト:個々の診断ラベルを導く診断指標を選定・考案した。 (3)プログラミング:診断指標の選択状況から診断ラベルを導く関数を考案し、自動選定プログラムを作成した。ファイルサイズは約2.8MBとなった。 (4)タブレットPCとホストコンピュータの接続:タブレットPCとホストコンピュータを、ローカルな無線LANで接続した。前者でアセスメント項目の入力、後者で処理・データベース化が可能となり、個々の高齢者の課題抽出のみならず経時変化も追跡可能となった。 (5)実地試行:アセスメント項目の入力から、診断ラベルの自動選定まで問題なく動作した。入力に要する時間は一人あたり15分であった。ただし、無線ルータが有効な距離は約30メートルで、それより以遠では入力不可であった。 結論 本システムの導入により、長期療養高齢者に対する看護診断の簡易化・迅速化が図られる。
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http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/bitstream/11355/207/1/JHNS_013_021.pdf

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