Departmental Bulletin Paper 学生相談室と保健管理室との連携・協働による学生支援への効果-新入生健康診断の実践を通して-
Effects of Collaboration and Cooperation between Student Counseling Section and Health Management Section on Student Support

徳田, 智代  ,  牛尾, 幸世

14pp.83 - 91 , 2015-03-31 , 久留米大学大学院心理学研究科
ISSN:1348-1029
NCID:AA11799812
Description
本研究は,第一著者が学生相談カウンセラーとして,第二著者が保健管理室の保健師として,A大学というフィールドに身を透いて実践した,実践的フィールドワークによる研究である。学生相談室と緊密な繋がりがある保健管理室との連携・協働に焦点を当て,連携・協働による学生支援への効果について明らかにすることを目的とした。また,徳田(2006)が示した連挑・協働関係構築のためのカウンセラーの関わり(8つのポイント)が関係柵築に役立つのか,確認した。A大学において,保健管理室が計画・実施してきた新入生健康診断の一環として,学生相談カウンセラーによるメンタルヘルス面接を導入し,連携・協働を実践した。対象は,新入生健康診断を受診した1929名(受診率99.7%)であった。一連の体験について,実践中および実践後に学生相談カウンセラーおよび保健師が記述した内容を分析対象とした。また,本実践の効果についての客観的指標として,健康診断から学生相談室での支援に繋がった学生数,学生相談室の年間相談件数・来談率等について,本実践を導入する前年との比較を行った。その結果,学生相談室の年間相談件数・来談率等が増加し,連携・協働による学生支援への効果が明らかになった。また,カウンセラーおよび‘保健師が記述した学生支援への効果は,連携・協働関係が構築されていたからこその効果と考えられた。つまり,個々の事例への対処としての連携・協働に留まっていたならば,様々な問題を抱える学生の「早期発見・早期ケア」や教職員の「専門性の向上」等にはつながらなかったであろう。さらに,徳田(2006)が示した8つのポイントが連携・協働関係の構築に生かされていることが確認された。
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http://repository.kurume-u.ac.jp/dspace/bitstream/11316/389/1/shinri14_83-91.pdf

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