Departmental Bulletin Paper 学生相談カウンセラーと教職員との連帯・協働の内容に関する探索的研究
A Pilot Study on Nature of Collaboration and Cooperation between Faculty and Student Counselors

徳田, 智代

14pp.47 - 55 , 2015-03-31 , 久留米大学大学院心理学研究科
ISSN:1348-1029
NCID:AA11799812
Description
本研究の目的は,学生相談カウンセラー(以下,カウンセラー)が,どのような場面で,どのような学生を支援する際に,教職員と連携・協働しているか,その内容を明らかにすることであった。専任カウンセラー8名を対象に半構造化面接を行い,逐語録を整理し,テキストマイニングの手法を用いて分析した。その結果,連携〆協働の必要性が日頃から認識されており,学生支援にとり入れられていることが明らかになった。また,その内容は「相談」「報告・連絡」「依頼」に分けられた。つまり,そのほとんどはカウンセラーと教職員との一対一の関係の中で,個の事例への対処として,相談をしたり連絡を取り合ったりすることであった。テキストマイニングを用いた分析では,カウンセラーと教員とで,時には学生も交えて,学生のことを相談することが見出された。その具体的な内容として,(1)調子が悪くて授業に出席できないことや単位のことで,教務と話すこと,(2)学生が難しい状況・態の時や配慮が必要な時に,指導教員と電話で連絡を取ること,(3)大学四年間という限られた時間の中で大学生活を支援していくこと,(4)発達障害の学生の関係調整について支援すること,が明らかになった。今後の課題として,本研究で得られた知見をもとに構造化面接を設定し,連携・協働の内容について実証研究を行うことが挙げられた。
Full-Text

http://repository.kurume-u.ac.jp/dspace/bitstream/11316/385/1/shinri14_47-55.pdf

Number of accesses :  

Other information