紀要論文 樹木画2 枚施行法による強迫性障害者の理解
The understanding of obsessive-compulsive disorder by using twice-application method of tree drawing technique

佐藤, 秀行

15pp.25 - 32 , 2017-03-31 , 立正大学心理臨床センター
ISSN:2188-3017
NII書誌ID(NCID):AA11846344
内容記述
強迫性障害の理解のための一技法としての樹木画法の有用性を検討することを目的として,精神神経科を受診した強迫性障害者3 名を対象に樹木画2 枚施行法を行った。これらの事例をまとめた結果,「根の欠如」,「対称性(シンメトリー構造)」,「幹よりも極端に長い樹冠部」などの指標が,強迫性障害の特徴を表している可能性が示唆された。また,被検査者それぞれの固有の表現によって,樹木画法には現在の状態や葛藤,性格傾向が表れており,この技法が被検査者の理解としても,治療への示唆という点でも有益な視点を与えるものと考えられた。

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