Departmental Bulletin Paper 心理面接における初学者の不安への対処と乗り越え方および成長 ―複線径路・等至性モデル(TEM)による分析―
Trainee Therapists how to cope, get over their anxiety, and growth ―Analyzing with Trajectory Equifinality Model (TEM)―

上倉, 安代  ,  齊藤, 翔悟  ,  佐藤, 真理奈  ,  野村, 規雄  ,  入軽井, 悦子

14pp.41 - 54 , 2016-03-31 , 立正大学心理臨床センター
ISSN:21883017
NCID:AA11846344
Description
 本研究の目的は,心理臨床家を目指す初学者を対象とし,面接場面で生じた不安への対応と乗り越え方の径路を示し,初学者の心理臨床家としての成長モデルを作成することである。初学者4名(大学院生,大学院修了後1年未満,各2名)による,陪席及び単独面接の回顧的報告を基に,複線径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality model:TEM)を用いて分析を行った。その結果,初学者は《第Ⅰ期:陪席・面接への不安を感じ,クライエントへの過度な注目に対処する時期》,《第Ⅱ期:クライエントを受容し,自身の傾向に取り組もうとする時期》,《第Ⅲ期:自身を受容し,心理臨床家としての姿勢を育む時期》の三期を経て,不安が緩和し基本的安定感を得ること,受容・共感・自己一致という臨床家としての基本的姿勢が芽生えることが見出された。その過程では,自身への気づきが自己への直面化を促すことがうかがえた。そして,【自己受容】を契機として,臨床家としての基本的姿勢が芽生えるという成長がみられ,自己受容は,臨床家としての成長の鍵となると考えられた。
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http://repository.ris.ac.jp/dspace/bitstream/11266/5739/1/bulletin14_p041_kamikura_etal.pdf

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