紀要論文 内モンゴル草原における大規模炭田開発構造の特徴 ―西ウジュムチン旗の白音華炭田開発を例として― (五味久壽教授・今井賢教授定年退任記念号)
Large-Scale Coalfield Development Structure Characteristics of the Grassland in Inner Mongolia—A Case Study of Baiyinhua-Coalfield Development of the Western Ujumuchin District (Special Issue in honor of the Retirement of Professor Hisatoshi Gomi and Professor Masaru Imai)

那木拉

64 ( 4 )  , pp.165 - 188 , 2015-03-31 , 立正大学経済学会
ISSN:02883457
NII書誌ID(NCID):AN00069955
内容記述
本稿は,内モンゴル優良な草原牧畜地域である西ウジュムチン旗を例として,2000 年代以降に展開した大規模炭田開発について考察した.内モンゴル草原における大規模炭田開発は,経済成長期における中国エネルギー需要の急伸を背景に,国有重点炭鉱への生産集約化と大型石炭基地の建設が進められる中で展開した.開発の主体は国家資本を背景にもつ大手国有企業であり,且つ大型機械を導入した露天掘り方式によって開発が進められた.開発にあたって,対象となる草原の牧草地は開発主体である炭鉱企業によって牧民に賠償金を支払う形で接収され,また炭田の開発地の周囲に地元政府による禁牧区が設置された.牧草地を接収された牧民は都市に移住されるものの,なお炭田周辺の草原に残って牧畜業を続ける牧民たちと家畜の受・委託,牧草地の貸借などの関係で結ばれている.他方,炭田開発による草原環境の破壊は多面的であり,これに対して地元政府は一連の鉱山環境対策を講じた.
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http://repository.ris.ac.jp/dspace/bitstream/11266/5626/1/%5b165-188%5d.pdf

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