Departmental Bulletin Paper 共通教育科目としての医療人類学入門 -eラーニング、メディア授業制作を振り返って
Introduction to medical anthropology as a general academic subject: reflections on the production of an e-learning class

野波, 侑里  ,  Yuri, NONAMI

Description
医療人類学は、人類学の応用分野として1960年代アメリカ人類学会を中心に発展した医療・病気・健康に関する社会文化的背景を包括的に研究する学問である。日本では、主に、大学院において専門研究が行われている。また、一部の医療・看護・福祉関係の大学教育において異文化理解の観点から医療人類学が導入され、現在も医学教育に医療人類学がどのように必要かの検討がなされている。一方、医療人類学を大学の一般科目としている大学はほとんど見ない。昨今の医療をめぐる技術の進歩や高齢化に伴う医療現場の変化の中で、医療の選択において、患者や家族が向き合うべき課題は増えている。たとえば、臓器移植、延命治療、人工授精など、患者や家族の意思決定が求められる。医療専門職を目指す学生に限らず、一般の学生にとっても、医療人類学を学ぶことは、人生において遭遇する医療選択において重要である。本稿は、共通教育科目としての医療人類学の教育的意味について、大手前大学の通信教育課程におけるeラーニング制作を振り返り報告する。学生の授業への評価検証は、今後の課題とした。
An e-learning class of introduction to medical anthropology started as a correspondence course of Otemae University in 2017. This paper explains how this syllabus was constructed for the students, from teenagers to over sixties, and for people who had various backgrounds, as well as for healthcare workers. Studying medical anthropology is of importance for all students for choosing medicine independently and understanding different people and culture.
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